Weworkがやばい理由やAirbnbの上場延期|資金調達市場動向2019年9月

金融コラム
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先週はスマイルダイレクトクラブがナスダックへの上場を果たし、スタートアップ企業の大型IPOが大きな注目を集めました。

しかし、初日は上場価格を下回る結果に終わり、今週にかけては

Weworkが上場延期
エアビーアンドビーは2020年内の上場

を目指すと発表し、一気に逆風が吹き始めました。

1 米国・外国銀行が信用状況の悪化
2 米国・個人消費におけるクレジットカードローンの増大
3 失業率増加と景気低迷(リセッション)
⇨資金調達市場の低迷???

今回はこの3点を中心に今後の資金調達市場や世界経済について考察していきます。

Twitterの反応

2019年-2020年:米国クリスマス商戦に合わせた個人消費の伸びとクレジットカードローンの増大が間近の懸念事項

アメリカの短期金融市場は、外国銀行が信用状況の悪化によって資金不足

(=ドル調達が困難な状況。特に韓国、ドイツ、イタリア、新興国などの銀行 参照:米国短期金利上昇の「怖い理由」/闇株新聞

に陥ったことを理由に金利が急上昇。

FRB(米連邦準備理事会)が7月に続いて、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を

※フェデラルファンド(FF)金利:短期金利の指標

「2.00~2.25%」⇨「1.75~2.00%」

とする利下げを行いましたが、アメリカでは

・米中貿易摩擦問題
・製造業生産の低迷
・家計債務(主にクレジットカードローン)の増大

といた懸念事項があるためにさらなる追加利下げを求める声も少なくありません。

雇用市場は堅調であり、景気低迷(リセッション)の原因とされてきた失業率の増加はまだ見られないものの、

・クリスマス商戦に合わせた個人消費の伸び
・クレジットカードローンの増大

といったリスクが、2020年以降の懸念事項として予想されます。

2020年-2021年:新しい国際協調の枠組みづくりへ

 

ちょっとカッコつけたタイトルですが、、、笑

これまで金融市場で行われてきた「短期資金の調達」のあり方が大きく変わり、信用状況に関しても国ごとに大きな開きが出てきている現状においては国際協調そのものが難しくなってきていると言えます。

アメリカや中国は国内の勢力図が大きく変貌を遂げようとしている過渡期にあり、

アメリカ:トランプ vs 米民主党(ネオコン)・軍産複合体
中国:習近平派 vs 江沢民派(香港・北朝鮮)

といった争いが香港をはじめとして世界各国で行われることが予想されます。

ヨーロッパにおいては経済の弱体化などを理由に、これまで既存政治政党の信頼は失墜。

ドイツ:「ドイツ国家民主党(NPD)」
イタリア:「五つ星運動(M5S)」

といった第三極勢力の台頭がここ数年で大きな注目を集めています。

金融市場や政治だけではなく、

イギリス:ブレグジット(EU離脱)
韓国:コレグジット(GSOMIA破棄)

といったようにこれまでの国際的な協調枠組みからの離脱といった動きも見受けられます。

これまで各国の企業は、グローバル化の流れの中で、租税回避や生産拠点の移転(労働力の低賃金化)を行い、大きな発展を遂げてきましたが、今後はよりクローズドな経済圏の形成が予想されます。

今後はより厳選された企業やプロジェクトしか資金調達が困難に?

当たり前のことですがね、、、

話が大きくなりましたが、ここまで国際協調がめちゃくちゃになっている昨今においては、安定した会社経営そのものの維持が非常に難しいですよね。

確かにユニコーンブームで資金調達市場はここ数年盛り上がりを見せてきましたが、多くの投資家が気付いているように、

新興産業のスタートアップ企業の多くは、収益性のある事業を作り上げるのも困難で、将来性だけで投資をするのはやっぱり危険、、、」なのです。(ですよね?

シリコンバレーは失敗の数を誇る文化がある!とスタートアップ企業の社長さんからはよく聞くのですが、ビジネスモデルに収益性がないのに将来性だけでバリュエーションだけ作るのはNGといった流れに最近はなりつつあります(←、、、?)

(個人的な願望だけかもしれませんが、、、でも、創業したての会社はハチャメチャでも仕方ない気持ちもわかります。)

とにかく、AI、ブロックチェーン、VR、ドローンといった分野では2014年あたりからタケノコのようにスタートアップが張りぼてのバリュエーションをもとにして、資金調達に成功してきところも少なくないような、、、まぁその多くは特に何者にもなれず、BtoC(バックトゥーコンサルティング)した人々も数知れません。

ベンチャーキャピタルも10社に1社当たれば御の字だから!と、これもまたスタートアップ企業の社長さんからはよく聞くのですが、実際にはICOのスキャムプロダクト並みにやばい素人経営もここ数年は数多く見てきました。

みなさん資産家になったまでは良く、個人投資家同士でネットワークを組むまではいいのですが、将来性という幻を夢見て失敗してしまうケースも少なくありません。

しかし、結局は「見る目のなさ」で大損をこいたなんてことは日常茶飯事で、その経験をもとに今後の資金調達市場を牽引してもらいたいところです。(資産家といえども失敗はつきものです)

今後はより厳選された企業やプロジェクトしか資金調達が困難になると予想されますが、誰にでも失敗はある!と経営者も投資家も次のステージで挽回できればいいですね。

とはいえ、夢を見て、夢を見させるのが経営者の腕の見せ所ですからそう簡単にはいかないのが投資の世界です!

まとめ

1 米国・外国銀行が信用状況の悪化
2 米国・個人消費におけるクレジットカードローンの増大
3 失業率増加と景気低迷(リセッション)
⇨資金調達市場の低迷???

こうしてみていくとスタートアップ企業の大型IPOなんてやってる場合ではないよなーとも感じますが、不景気で資金調達市場の低迷となると、経営ノウハウも財務知識も曖昧なスタートアップ企業の人々は結局どうやって生きていけばいいのでしょうか?

そういった意味でも2014-2019年は日本の資金調達市場の黎明期(まぁもっと前からあるのですが笑)と位置付けて、ちょっと景気が悪くなって、世界経済も混乱したのちに、どのようなビジネスモデルが評価されるのか注目していこうと思います。

中長期的な視点で投資するのがマイベストですし、世の中も大きな変化の時を迎えていますしね。

ユニコーンの大型IPOブームがひと段落し、小規模なクラウドファンディングやソーシャルレンディングに資金が流れてくれば、個人投資家や企業の1事業ごとへの投資機会も増えてくることでしょう。

その方がリスクも少ないので、誰もがwin-winになれる可能性は高まると思うのですが、そんな絵空事だけじゃ事業創業は難しいのは事実。

より現実的な事業計画や経営が必須となり、クリーンなイメージが、、、ってそんなんでスタートアップが資金調達できるか!とも思いますが、確かに立ち上げから綺麗な資金繰りは難しいですよね。

世界もみんなバラバラになっていくし、会社という枠組みも曖昧になり、やはり個々人がプロダクトごとにクラファンやっていく感じが2020年以降は流行なんですかね?

日本でも数億単位のクラファンやソーシャルレンディングが増えることを期待しています。

以上、「スタートアップ企業の大型IPO動向|資金調達市場は低迷期へ突入?」でした。

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